Q :剪定のタイミングっていつですか?

A:
伝統的な日本庭園の場合、夏と冬の剪定が欠かせません。時期によって剪定の意味合いは違います。
冬時期は樹木が休眠し、生育への影響が少ないことから、主幹や主枝などの剪定が行われます。
夏時期は伸びすぎた枝を適度に透かし、姿を整える整姿剪定を行います。
また、今の主流である雑木を用いたモダン庭園であれば、年に一度、梅雨明け頃の剪定でも十分な場合もあります。
剪定とは、余分な木の枝を取り払い、見た目を良くすると共に、よりよく成長するよう手入れすること。剪定せずに枝や葉を伸び放題にしておくと、茂りすぎて姿形が悪くなりますし、日当たりや風通しも悪くなり、枝枯れや害虫の心配も出てきます。
ご自分で剪定することもできますが、「どこをどのくらい切ったらいいのかな?」など迷うことも多いかと思います。ご自宅の庭に合った剪定方法を知ることが重要です。よろしければ、弊社のような庭師にご相談ください。

Q :庭におすすめの植物って?

A:
デザインされた庭はもちろん、無機質なエクステリアに植物があるだけで雰囲気のある空間が生まれます。
ここでは、庭木の種類や植樹に適した場所をお伝えします。

常緑広葉樹
葉をほとんど落とさない樹木。一年中緑があることで、お庭は常に明るい印象になります。落ち葉の掃除も楽で、目隠しにも使われます。
シマトネリコ、常緑ヤマボウシ、オリーブ、ミモザなど

落葉広葉樹
四季の移り変わりを感じられる落葉樹。庭の植栽では、シンボルツリーやサブツリーに多く使われます。
オオデマリ、ヒメシャラ、百日紅、エゴノキ、モクレンなど

針葉樹
コニファーと呼ばれる常緑樹が主流。イングリッシュガーデンなどの洋風庭園に適した樹木。
ゴールドクレスト、エメラルド、フィリフェラオーレアなど

多年草・宿根草
草花で冬越しができる多年草。クリスマスローズのような耐寒性多年草が人気です。
多年草の中でも、花時期以外には地上部が枯れ、再び発芽するものを宿根草と言います。こちらはキキョウ、キボウシなどです。

グランドカバー
地被類と呼ばれる植物は、つる性で地面を覆うように生えるのが特徴。土を覆うことで、雑草を生えにくくしたり、泥跳ねを防止したり、夏場の涼しさにも一役買います。
アイビー、ハツユキカズラ、セダム、プラティアなど

シンボルツリー
外観の雰囲気や、建築物と外構同士の中和にも役立つシンボルツリー。住宅の印象も大きく変わります。
オリーブ、フェイジョア、シラカシ、ソヨゴ、ジューンベリー、イロハモミジなど

サブツリー
シンボルツリーに添えるように配置するなど、使い勝手のいいサブツリー。低木や草花と組み合わせれば、立体感のある庭づくりができます。
ユスラウメ、アセビ、エリカなど

目隠しツリー・生け垣
フェンスや塀よりも、圧迫感がなく、自然な視線対策になります。最近では、風通しの良い常緑樹を組み合わせた目隠しツリーが人気。また、昔ながらの植物を密集させて植栽する生け垣も、様々な種類が出ており、オリジナリティを演出できます。
金木犀、トキワマンサク、シラカシ、シマトネリコなど

玄関アプローチ
パッと目に付く玄関まわりには、圧迫感の少ない低木が好まれます。花の咲く樹木を選べば、様々な色彩が楽しめます。
アナベル、オオデマリ、ナンテン、ユキヤナギなど

Q :お庭のリフォームのメリットは?

A:長年住んだ家同様、今ある庭もちょっとのリフォームで生活が快適に、豊かに生まれ変わります。
そのメリットをいくつかご紹介します。

家族の育ちに合わせて快適に
庭に合わせるのではなく、家族のやりたいことができる庭に。例えば子どもたちが思い切り遊べる芝生スペースやネットを張ってサッカーや野球の練習を作ったり。本格的なガーデニングを行うために、花壇を作ったり。趣味ややりたいことを叶えます。

バリアフリーで安全に
それまでは気にならなかった庭の飛び石も、年を重ねるごとにつまづいたり、転倒の危険も出てきます。例えば、飛び石を埋め込むように通路を施したり、手すりを付けた道にしたり。楽しみながら安全策を講じます。

住んだらわかる、最適な防犯対策
建てる当初は「庭づくりは後回し」だったけど、住んでみると殺風景な庭は味気なく、日差しもきつく、外から丸見え。または、今のブロック塀は、案外日が入らずジメッとした暗い雰囲気。もう少し風通しのよい、適度な植樹で防犯対策したい。そんな「ちょっと気になる」もお庭のリフォームで解決できます。

Q :雑草対策どうしたら?

A:
気が付くとすぐに生えてくる雑草は、庭がある家にとって悩みの種。
一気に伸びてしまう夏前までに手で抜くのが基本。
夏時期は土の中でもどんどん根を張ることから、抜きづらくなってしまいます。
熱中症などに注意しながら、雨上がりに行うと、土が湿った状態で抜けやすく作業が楽です。
根を残さないように抜き、抜いた雑草は放置せず集めて捨てるようにしてください。
また、なかなかそこまで手が回らない場合には、除草シートもおススメです。
除草シートを敷き、その上に砂利や敷石を敷けば、景観も損なわず、雑草も生えにくくなります。
シート部分には植樹できませんから、部分的に使うなど、義造園でも多くのお客様に様々なご提案をさせていただいています。ぜひご相談ください。

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